【この記事を書いた人】
香月住仁(こうづき すみと)
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↑写真は、香月の息子です♪↑

新潟県生まれ栃木県暮らし。
30代後半。2児のパパ。某国立大学の大学院修士課程修了後、地方銀行に勤務。
その後、目まぐるしい成長を見せるネット事業に魅せられ、広告代理店へ転職。
銀行員時代に培った金融の知識を生かした金融情報の記事の作成はもちろん、自身の身体が弱いこともあり、健康に興味があることから食生活など健康系のコンテンツの作成が得意。
情報の専門性、正確性にこだわっており、現在は、食生活アドバイザー2級の取得を目指し、勉強中。
現在はフリーで、どこにも属していないからこそ言えることもあるので、一般の読者目線に立った有益な情報を発信していきたいと思っています。

【人体実験】漢方薬『蝉退(セミの抜け殻)』の効能をセミの種類別で検証してみた

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漢方薬

最近、漢方薬に注目しています。
漢方薬とは、東洋医学で用いられる薬のこと。

そんな漢方薬として、実は、ぼくたちの身近にあるものが使われているんです。
記事タイトルでも分かるように、セミの抜け殻、ですね。

今回の記事では、セミの抜け殻の漢方薬としての効能について紹介します。
また、セミの抜け殻を、実際に食べてみたので、その効果についてぼくが感じたこともレビューしますね。

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セミの抜け殻(蝉退)の漢方薬としての効能・效果


↑画像の出典:オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の 教科書

まず、セミの抜け殻の漢方薬としての効能・效果について解説します。
漢方薬としてのセミの抜け殻は、蝉退(せんたい)と呼びます。

蝉退の効能・效果は、主に、解熱です。

蝉退の効能

■風邪などの発熱や悪寒を和らげる
■じんましんなど皮膚の痒みを和らげる
■咽頭炎や結膜炎などの炎症を抑える

セミの抜け殻は解熱薬として使えるんですね。
昆虫なのに土の中で何年も生きて、外に出たら約一週間ではあるけれど、とてもエネルギッシュに鳴き続ける。
そんなセミだからこそ、強い効能があるのかもしれません。

セミの抜け殻は、キチン質でできています。
キチン質は、海老や蟹などの甲殻類の殻やカブトムシなどの節足動物の外骨格や軟体動物の器官部などに含まれるムコ多糖類のことです。
なので、当然だと思いますが、セミの抜け殻を生で食してみると、硬くて、パリパリしていて、海老の殻を食べているのと似たような触感があります。

余談ですが、ぼくのようにセミの抜け殻を食べてみようと思った人(あまりいないでしょうが……)には、↑のような東洋医学の基礎が学べる基礎的な本を一冊はもっておくことをすすめます。
おすすめは『オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書』ですね。
この本一冊で、東洋医学の基礎的な考え方が学べるし、代表的な漢方薬も網羅できます。

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漢方薬を使うなら、東洋医学の基本はカバーしておきたいところです。
もし、東洋医学の土台となる基本的な考え方を理解していなければ、せっかく漢方薬を用いても、無意識に自分のやっている行動が薬の効能を半減させ、十分な効果が得られないことがあります。

ぼくの場合、東洋医学、それだけを信じているわけではないので、東洋医学の良いと思うところは取り入れ、あまり良くないな、と思うところは真似しないようにしています。
もちろん、中国を中心とするアジア圏の伝統医学である東洋医学は、非常に優れた医学です。
しかし、現代は、過去にはなかった社会毒なども蔓延しており、伝統医学を用いた治療だけでは病気が治せないこともあります。
もちろん、それを差し引いても、東洋医学の基礎的な考え方は、健康を考える上でとても有益です。
健康に興味のある人なら、東洋医学の本は、一冊は読んでおくと良いでしょう。

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セミの抜け殻(蝉退)を食べる理由

さて。
どうして、セミの抜け殻を食べることを思い付いたのでしょうか。
それは、ぼくのある体質のせいです。
ぼくは、なぜか分からないのですが、夜に手足が火照って眠れなくなる症状に苦しんでいます。

夜、眠るときになると、手足が火照って、熱くて熱くて仕方がないんですよね。
本当に、火照って眠れないことがしばしばあります。
このような症状は、何なんだろう、と思って調べてみました。
東洋医学的な見地から分析してみると、ぼくは、陰去体質という体質に分類されます。

簡単に説明すれば、陰虚(内燥)体質とは、津液(汗やよだれなどの水分)が不足し、のどの渇きや空咳、不眠、火照りなどの症状が起こる体質のことです。
ちなみに、便は、乾燥しています。

セミの抜け殻(蝉退)は、効能として発熱を和らげ、炎症を抑える効果があるので、これを食べることで身体の火照りが取れないか試みることにしました。
で、早速、セミの抜け殻を食べてみました。
まさか、自分の人生で、夏休みの自由研究にしか使ったことがなかったセミの抜け殻を食べる日が来るとは思いませんでしたが……。
でも、セミそれ自体を食べる人もいるくらいですし、たかが、セミの抜け殻を食べるくらい、ぼくは全く抵抗がありません。
セミは、ちょっとハードルが高いですが、セミの抜け殻なら、海老の殻を食べるのと同じ感じがします(笑)

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セミの抜け殻は買うより自分で手に入れる方が安価

セミの抜け殻は、発熱を和らげたり、消炎作用があったりする、と言われていますが、それでは、どのセミの抜け殻が一番効果があるのでしょうか??

中国では、スジアカクマゼミが漢方薬として用いられるそうですが、ぼくの周囲では、スジアカクマゼミをそう都合よく手に入れられることはありません。
また、漢方薬としてセミの抜け殻を購入するとすると100g3000円以上することもあるんです。
うへえ~っ!?
3000円も支払うなんて勿体ない!
セミの抜け殻なんて、田舎だったら林に入れば、いっぱい取れるし!
そもそも、都会でも、公園に行けば普通にたくさん落ちてるし!

というわけで、自分でセミの抜け殻を採取することにしました。
自分でセミの抜け殻を集めれば、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシなど、いろいろな種類のセミの抜け殻を手に入れることができます。

セミの種類別で、食べ比べてみて、效果の高いものを探すのも面白そうです。
そもそも、セミの抜け殻が、ぼくの手足が火照って眠れない症状に効くとは限らないですし。

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セミの抜け殻の食べ方

セミの抜け殻の食べ方については、乾燥させた上で、その形のまま生でバリバリ食べることにしました。

油で揚げて塩をかけたり、砂糖を絡めたりしているサイトもありますが、ぼくの場合、純粋にセミの抜け殻の種類別で效果・効能が知りたいので、生が一番良いと判断しました。
そもそもパリパリなので油で揚げる必要もないように感じます。

煎じる、という方法もありますが、そのまま食べた方が効果が高そうな気がするし、煎じるのが面倒くさいので、そのまま手でつまんで食べちゃいます。

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セミの抜け殻(種類別)の見分け方と效果・効能

セミの抜け殻にも、たくさんの種類があります。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミなど。

そこで、いろいろ手あたり次第に拾って、その効果を試してみることにしました。
まず、適当に拾いましたが、セミの種類が全然分からなかったので、一つ一つ調べて分類していくことに。

そうして、最初に分類し、食べてみたのがミンミンゼミです。

ミンミンゼミの特徴と效果・効能

ミンミンゼミの抜け殻の写真です↑
ミンミンゼミはアブラゼミと似ており、その抜け殻の見分け方が非常に難しいです。
ただし、ミンミンゼミはおでこの部分に毛がいっぱい生えているので、それが特徴となります。
ミンミンゼミは、成虫の雄なら、ミンミン鳴くので、一発で分かるんですけどね(笑)

さて。
いつものように、夕食後、手足の火照りがひどくなってきたので、早速、ミンミンゼミの抜け殻を食べることにしました。

思い切ってバリバリと食べてしまいます。
歯茎に足の刺が少しひっかかりましたが、モグモグと辛抱強く歯で噛んで粉にしてしまいます。味は何もありません。
海老のような香りもなく、ただ、キチン質を食べている感覚だけがありました。
ずっと噛んでいても、何の味もないので、そのまま飲み込みます。

で、火照りは取れたのか?
30分後くらいに若干、火照りが若干取れたような気がします。
今回、食べたのは一匹だけ。効果がありすぎると怖いので、手足の火照りが酷いときに、一匹ずつ食べて様子を見てみることにしました。

ミンミンゼミの抜け殻については、少しだけ手足の火照りが取れたような気がしますが、滅茶苦茶効果的、という感じではありませんでした。

他のセミの抜け殻についても、試してみたらレビューしてみたいと思うのでよろしくお願いいたします💦

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