私たちは、抗生物質によって、命を助けられてきた歴史があります。
たとえば、乳児や幼児の疫痢や怪我による事故死は、抗生物質によって減少しましたし、1950年から1960年代の若者をたくさん死に追いやった結核などの病気も激減させました。
しかし、最近、そんな無敵に思えた抗生物質が効かないというケースが増えています。
それはなぜでしょうか?
抗生物質が効かなくなっている原因の一つとしては、医療現場における人体への抗生物質の乱用がありますか、このサイトでは、食という切り口から、抗生物質か効かなくなっている現状を紐解いていきます。
実は、医療によって体内に入る抗生物質より、食べ物によって、体に入る抗生物質の方が量が多いんです。
養殖や畜産は最も抗生物質が使われる現場
実のところ、病院よりも養殖魚や畜産の現場の方が抗生物質はたくさん使われていることはご存知だったでしょうか。
そのため、抗生物質に耐性をもつ菌の被害も、病院というよりは、食べ物由来の方が危険性が高いのです。
しかも、食べ物に含まれている抗生物質は、加熱しても分解されずに体に入ってきます。
それでは、なぜ、人の病気を治すよりも、養殖魚や畜産の方が、多くの抗生物質が使われるのでしょうか。
それは、養殖魚や畜産の鶏、豚、牛の方が、人間よりも、いや、人間とは比べものにならないくらいにれつあくな環境で育っているからです。
養殖魚や畜産の鶏、豚、牛の生きる過酷な環境
たとえば、養殖魚は、網で囲われた生け簀のなかで、何千、何万と押し込まれて生きています。
これは蛸部屋の比でもなく、魚たちはお互いの体と体がぶつかり合うような密飼いの不衛生な場所で、しかも、お互いの糞や抗生物質の混ざった餌の滓が混ざりあっているところで生活しているということなのです。
養豚や養鶏などの畜産の現場でも、海外由来の養鶏技術などの影響で、詰め込み飼育が主流となっています。
これによって、不健康な暗い鶏舎で、まさに囚人のように鶏が詰め込まれ、抗生物質でも使わなければ、病気の巣窟となってしまいます。
海外の抗生物質の乱用は更に深刻
日本はまだまともな方で、海外などは更にひどい状況にあります。
畜産物への抗生物質の乱用は凄まじく、鶏肉だけを例にとってみても、先進的な処理機械だけはあるものの、農場の飼育成績や鶏の病気の発症状況、休薬の管理などは、日本と比較してもかなり遅れています。
それは、もし、法的な休薬期間を守ったとすれば、その間に病気になって、鶏舎内の鶏が全滅してしまうほどです。
できるだけ抗生物質を使わずに育てられた食べ物を選ぶべき
密飼いで、糞と抗生物質が混ざりあったものを口にするような環境で育ったものが、果たして、本当に健康的と言えるでしょうか。
そうでなければ、いざというときに、あなたには抗生物質が効かない、という危険が高くなるでしょう。
もし、あなたがガン、あるいは、肺炎などの重い病気になってしまったときに、抗生物質が効かなかったらどうなるでしょうか。
このような健康や生命の安全の観点から、普段からできるだけ抗生物質が入っていない健康な育ち方をした天然の魚や、育てるのに抗生物質を使っていない、あるいは、なるべく使う量を抑えたものを食べる方が良いです。
無投薬の信頼できる牧場や畑はどこ?
なるべく抗生物質を使っていないお肉や魚、野菜を食べたいけれど、どこのものを食べたらいいか分からない、という人も多いです。
なので、ここでは、健康オタクのぼくが実際に使ってみて、これは良い!!と思ったものを紹介していきます。
秋川牧園 鶏肉の無投薬飼育で、安全・美味しい♪
秋川牧園は、無投薬飼育が難しいとされてきた採卵鷄、肉用鶏について、世界でいち早く事業化したかなり先進的な牧場です。
また、抗生物質などを使わずに、鶏の出荷率がほぼ100%というすごい成績を維持しています。
お子さんなど家族の食の安全や、より健康的になって活躍をしたいなら、秋川牧園の鶏肉や卵は、かなりおすすめです。
秋川牧園は、鶏以外にも豚肉や牛肉、農産物なども取り扱っており、鷄と同様に、安全に育てられた高品質なものなので、こちらも美味しいですよ♪
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