最近になって、酒粕が改めて健康食材として注目されています!
ためしてガッテンでも取り上げられ、いま、密かにブームになっているんです。
酒粕は、美容効果がとても高く、特に、酒粕に含まれるレジスタントプロテインというたんぱく質に関心が集まっています。
酒粕のレジスタントプロテインが便通に効く!
では、酒粕のレジスタントプロテインとは、どんな効果があるのでしょうか。
それは、便通に効きます。
レジスタントプロテインは食べるとお通じが良くなるので、結果、お肌もツヤツヤのツルスベになるんです。
レジスタントプロテインは、酒粕の中に50グラムに対して750ミリグラムの割合で含まれています。
レジスタントプロテインなんていうと、格好いい名前ですよね(笑)
レジスタントは、ご想像の通りに『抵抗する』という意味で、翻訳すると『消化しにくいたんぱく質』となります。
レジスタントプロテインは、1997年に蕎麦から発見された、まだ、比較的新しい成分です。
便通が良くなるので美容に効果的であることや、他にも、コレステロール値改善にも効果があるため、要注目のたんぱく質です。
酒粕のレジスタントプロテインの効果・作用
レジスタントプロテインがどのように美容・便通に効くのか、その効果・効能を解説していきます。
実は、レジスタントプロテインは名前を聞くとたんぱく質を想像しますが、その働き・作用は、食物繊維に似ている働きをします。
普通は、たんぱく質は体の中で消化酵素によって分解されてから、アミノ酸として小腸から吸収されますが、レジスタントプロテインは、消化酵素によって分解されにくい構造をしています。
そのため、消化吸収されずに、腸の中のコレステロールや脂肪分を吸着して、便と一緒に体外へ排泄されます。
酒粕を取り入れるようになれば、便の量は増え、しかも、その便は脂肪分で柔らかくなります。
酒粕のレジスタントプロテインは、便秘に悩む人にはうってつけの食材です♪
米じゃなく酒粕でないとダメな理由
どうして、酒粕なのでしょうか。
酒粕はお米が材料ですから、お米を食べていれば、美容や便通にも効くのではないでしょうか。
それには、理由があります。
まず、日本酒をつくるとき、麹と酵母がお米のでんぷんやたんぱく質を分解します。そのときも、レジスタントプロテインは、消化されにくいため、酒粕の中に残ります。
結果、レジスタントプロテインだけが凝縮された状態で残されているため、脂肪分やコレステロールがくっつきやすい状態となるんです。
なので、レジスタントプロテインはお米にも含まれていますが、それが凝縮された酒粕の方が、便通を良くする効果が高いというわけですね。
また、レジスタントプロテインは、腸のなかの善玉菌を増やす効果もあります。
腸内の環境が整えられれば、こちらも便通が良くなるように働いてくれるでしょう。
酒粕には100種類以上の酵素が含まれている
酒粕には100種類以上の酵素が含まれています。これらの酵素は、消化器官の働きをサポートします。
酒粕は食物繊維も豊富
酒粕は食物繊維も豊富に含まれています。
ちなみに、酒粕には100グラム中、5.2グラムの食物繊維が含まれており、それは実に白米の約10倍です。
食物繊維は、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性の二つの種類があり、それぞれ働きが違います。
水溶性の食物繊維は、食品の水分を取り込みゲル化して、体内の不溶なものを排出します。
その一方、不溶性の食物繊維は、水分を吸収して腸内で膨張し、腸壁を刺激するため、ぜん腸運動を活発にします。
前置きが長くなりましたが、酒粕に含まれる食物繊維は不溶性です。
そのため、水溶性の食物繊維と同じ働きをするレジスタントプロテインと一緒に働いて、2倍に便通を良くしてくれるでしょう♪
美容や健康のために、日常生活に酒粕を取り入れるのもおすすめです。
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