最近の風潮として、植物性油脂は体にいい油、動物性油脂は体に悪い油、という説が一般認識とされているようですが、実は、それは間違っています。
すべての油やコレステロールは、健康に悪いということはありませんし、植物性油脂だから体に良い、動物性だから体に悪いということはありません。
植物性油脂イコール健康ではない
たとえば、マーガリン。
マーガリンは、植物性油脂ですが、トランス脂肪酸が含まれており、非常に有害です。
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植物性油脂はすべて健康に良い、というのは、売り手側の都合の入った一種の洗脳であることを覚えておきましょう。
植物性油脂は、体に良いものもありますが、一部は有害なので、そのことを認識して油を選ぶことが大切です。
動物性油脂イコール体に悪い、は間違い
動物性油脂は、テレビなどで長い間、体に悪いと言われてきました。
その理由は、動物性油脂は、飽和脂肪酸だからです。
飽和脂肪酸が体に悪いと思われている理由は、飽和脂肪酸が常温では固体の脂だから。
一方、常温で液体の不飽和脂肪酸は、体内でも液体であり、固体の飽和脂肪酸は、体内で固まって、動脈硬化の原因となってしまう。
最悪、飽和脂肪酸は、心筋梗塞や脳梗塞、ガンの原因にすらなる。
そんな風に動物性油脂は、考えられてきました。
このような考え方が、多くの栄養学者に植物性油脂をすすめさせてきたのです。
しかし、これはある一つの事実と矛盾しています。
古代人や先住民は肉食で動物性油脂をたくさん食べていた
古代人や先住民は、自然から取れる食べ物をそのまま食べていました。
古代人や先住民の生活スタイルは、狩猟採集生活。
狩猟した動物の肉や集めた野草や木の実などが主食となります。
野草や木の実が取れる春、夏、秋はいいですが、冬場は、植物がなくなるので、自然と肉ばかりを食べる生活になりますよね。
つまり、冬の古代人や先住民は、動物性油脂をたくさん摂取していたことになります。
しかし、そんな彼らが動脈硬化やガンによって亡くなった、という証拠はまったく見つかっていません。
つまり、これらの病気は、かなり現代的な病なんです。
そして、マーガリンなどの植物性油脂が広まり始めたときに、同時に広まり始めた病気なのだとも推測されます。
もちろん、植物性油脂だけがガンや動脈硬化の原因ではありませんが、油脂との関連性で考えれば、植物性油脂は、現代のおもいっきり病気と密接に関わっています。
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